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2021 Seminar report|リフレクションの第一人者・熊平美香氏 登壇!「なぜ新入社員にリフレクションが重要なのか」

オピニオンリーダーコラム

2021/10/12

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2021 Seminar report|リフレクションの第一人者・熊平美香氏 登壇!「なぜ新入社員にリフレクションが重要なのか」

『リフレクション(REFLECTION)自分とチームの成長を加速させる内省の技術』の著者・熊平美香氏をゲストに迎え、「なぜ新入社員にリフレクションが重要なのか」をテーマに基調講演を行いました。働き⽅が多様化し、将来の予測が困難なこれからの時代では⾃ら定めた⽬的を実現するために学び続ける⼈の重要性が問われる中、これからの新入社員育成をどのように行うべきかについて考える場となりました。

第二部では、リフレクションを特徴の1つとする弊社のシミュレーション研修プログラム「DIVE」をご紹介いたしました。

本レポートでは、熊平氏による基調講演のポイントと参加者の声をご紹介します

➡➡新入社員向け『DIVE』のご紹介はこちら

目次

    第一部 基調講演「なぜ新入社員にリフレクションが重要なのか」

    熊平美香氏による講演の要約

    変化が激しく、将来予測が困難かつ従来の方法が通用しない状況下で、第三者が定めた目的や現在地そのものの正しさに確信が持てない時代になりました。こうした時代においては、従来型の与えられた目的を実現するために自分自身を突き動かすような主体性では通用しません。これからは、ありたい姿と現実のギャップを埋めるために、自己と向き合い、境界線を越える学びを通して、自己とチームの潜在的な力を開花させることができる「自律型人材」が必要であり、私たちは今、学び方そのもののアップデートを求められているのだと熊平氏は提言します。

    こうした考え方にアップデートするためには、「リフレクション=自己を客観的かつ批判的に振り返る行為」と、「対話=自己を内省し、評価判断を保留にして、他者に共感する聴き方と話し方」が重要であり、アップデートの鍵は、『自分の意見』『経験』『感情』『価値観』を客観視する認知の4点セットであると、熊平氏は見解を述べました。セミナーでは、認知の4点セットの具体的な活用方法を実践的な内容とともに紹介。新入社員が新しい学び方を習得するためのアドバイスを示しました。

    参加者のアンケート結果

    ・過去の経験から学び、良い未来創りに活かすリフレクションに取り組むという考え方に共感致しました。
    ・若者は新しい仕組みで学んできたが、会社に入って旧来の仕組みに取り込まれる、という点に衝撃を受けつつ、納得できました。
    ・高圧的指導より内省を求め指導することが大切であると理解できました。
    ・反省を促してしまう指導が多かったのでは、ということに気づけました。反省ではなくリフレクションを促せるよう、今後各研修を再検討します。
    ・新入社員だけでなく上司や先輩社員も変わっていく、受け入れていく必要がある(アンラーン)という点に、その通りだなと感じました。

    基調講演概要

    日 程  :2021年10月5日(火)
    講演者 :一般社団法人 21世紀学び研究所 代表理事 熊平美香氏
    参加者数:57名

    [スピーカー]一般社団法人 21世紀学び研究所 代表理事 熊平美香氏

    ハーバード大学経営大学院でMBAを取得後、日本マクドナルド創業者・藤田田氏に弟子入りし、新規事業立ち上げに携わる。独立し、GEの「学習する組織」のリーダー養成プログラム開発者と協働し、コンサルティング活動を開始。2014年、昭和女子大学キャリアカレッジ学院長に就任。2015年、21世紀学び研究所を設立し、企業と共にニッポンの「学ぶ力」を育てる取り組みを開始。経済産業省が2018年に改定した社会人基礎力の中に、リフレクションを盛り込む提案を行った。

    第二部:シミュレーション研修「DIVE」ご紹介セミナー

    ”DIVE”ご紹介セミナーの要約

    第二部では、「リモート環境で新入社員をどう育てればいいか」「現場の育成負荷をどうすれば軽減できるのか」など、ニューノーマル時代における新入社員育成の課題を紐解きながら、解決の糸口となる「DIVE」を紹介しました。

    ➡➡新入社員向け『DIVE』のご紹介はこちら

    さらに、参加企業をグループに分け、コロナ禍での新入社員育成について意見を出し合う場を設けました。「新入社員がタスク志向になって、プロジェクトの全体が見えない」「情報を可視化するのが難しい」などの課題があがり、リモートワークでできることの限界があると、担当者が頭を悩ませている現状も浮き彫りになりました。

    参加者のアンケート結果

    • 過去の経験から学び、良い未来創りに活かすリフレクションに取り組むという考え方に共感致しました。
    • 若者は新しい仕組みで学んできたが、会社に入って旧来の仕組みに取り込まれる、という点に衝撃を受けつつ、納得できました。
    • 高圧的指導より内省を求め指導することが大切であると理解できました。
    • 反省を促してしまう指導が多かったのでは、ということに気づけました。反省ではなくリフレクションを促せるよう、今後各研修を再検討します。
    • 新入社員にフォーカスしがちでしたが、新入社員だけでなく上司や先輩社員も変わっていく、受け入れていく必要がある(アンラーン)という点に、その通りだなと感じました。

    [セミナー後記]ウィル・シードセミナー事務局

    「新入社員育成」を考えるとき、私たちはどうしても既存の物差しの中で、新入社員に足りないものや身に付けてほしいものを考えてしまいがちです。しかし昨今の変化が激しい時代においては、教育に携わる私たち自身も常にアンラーンを繰り返しながら、時代や世代の背景に即した研修内容を検討していく必要があります。今回、テーマの中心に据えた「リフレクション」はまさしくこれからの時代に求められる能力の1つです。セミナー内でご紹介した「DIVE」は勿論、常に更新され続ける社内のノウハウを最大限に活用しながら、自律型人材の育成について、引き続き皆様と一緒に考えて参りたいと考えています。

     

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