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社会人マインドへの切り替え!休憩時間に学生に戻らない研修施策とは?~大手住生活メーカーの事例

業種

メーカー

採用人数規模

151~250名

研修期間

2週間~1か月

企業の社会的責任やビジネスマナーをいくら徹底して教えても、ふと気が付くと学生気分になっている新入社員・・。
学生時代と変わらない教室スタイルの新入社員研修の会場では、どうしても社会人としての意識を保たせ続けるのが難しいと頭を抱えている会社も少なくありません。
社会人意識を継続させるための新入社員研修のデザインについて、是非参考にしてください。

社会人マインドへの切り替え!休憩時間に学生に戻らない研修施策とは?~大手住生活メーカーの事例

対策事例
”人事が正解を教える”という指導スタイルから脱却。
”新入社員自ら考え・判断する”ための【内省】時間をデザイン。

事例を紹介してくださった企業 戸建住宅・マンションからオフィス・商業施設などの非住宅向けまで、多岐にわたる建材・設備機器と幅広い住関連サービスを提供するグローバル企業。 新入社員は約200名。新入社員研修は人事部が担当する期間は約2週間。7クラスに分けて、社内講師(20~30代、2名ずつ)が教える体制。 導入研修が始まる前の1~3月は社内講師の育成をみっちり行う。運営側の気持ちを伝え、教える立場としての知識の共通化をはかる。 新入社員研修は、ホテルの会場で実施。敢えて厳かな雰囲気で行っている。(※2019年度当時) プログラムは、ビジネスマナー、仕事の進め方、企業理解、半年後の目標設定の4テーマで構成している。 2週間の研修終了後は、各事業部の専門研修。

新入社員研修中、研修関係者から人事へ「時間を守らない」「公の場で騒ぐ」「公道を広がって歩く」という基礎的なことができてない報告が頻繁に上がっていました。その都度、人事が全員の前で発生した事象を伝え「二度とやらないように」と伝えるものの、少し時間が経つと同じ事が起こるというイタチごっご状態。そこで、人事部は指導方針を変えることを決断。

人事が「これはやってはいけない」「このような行動をしましょう」という、正しい答えを伝える指導スタイルをやめ、とにかく自分たちで考え、判断させるという指導方針に転換します。

その方針を実現するため、2つの施策を導入。

施策1:社内で発生した”事例”の紹介

2週間のうち、計4回、実際に起こった事例を紹介。例えば、公のトイレで社内の未公開情報を話してしまった、交通費精算の提出を守れない人が複数発生した・・など、実際に起こった事例です。事例紹介の場では、「この事例についてどう評価するか」「どの点が悪いのか」「なぜ発生してしまうのか」「どうしたら、どのような行動を起こせば変われるのか」という問いを投げかけます。その場でグループ内で議論をし、最後に必ず、一人一人が具体的な行動を定めます。周囲と約束をする形式です。

施策2:毎日の30分のグループ内省時間

施策1の中で約束した行動が実際にできていたか、それを振り返る時間を毎日設けます。自分自身の評価と、同じグループの評価を重ね合わせ、自己・客観両方の視点で自分の行動を振り返ります。

本施策を実行することにより、「お互いの成長に責任を持つ」という意識が芽生えたことや、新入社員から「振り返りの時間での学べることが多かった」というコメントが聞かれるなど、人事部としては大きな手ごたえを感じたとのことです。

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